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by maya_c
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「音」と「書」のライブ!稲本響×武田双雲 LIVE

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ピアニスト・稲本響さんと書道家・武田双雲さん
おふたりによるユニークなライブに行ってまいりました!

ピアニストの稲本響さんは
あらゆるジャンルとのコラボを実現されていて
ひとり芝居の市村正親さんとの「海の上のピアニスト」の舞台だったり
ミュージカルだったり
タップの熊谷和徳さんや映像の奥秀太郎さんとのコラボだったり
狂言師の方とのステージコラボだったり
私の大好きなブラストのパーカッション、石川直さんとのコラボだったり
そういえば
テレビ番組ではお料理とのコラボもやっていらっしゃいました。
他にもいろいろと
クラシックの枠を超えて活躍されています。

そして今回は
なんと「書」とのコラボ。

このライブ、かなりよかったです!

響さんが生み出す優しいメロディーと
武田双雲さんが生み出すいろいろな「書」が
本当にピッタリだなーと感じました。

トクに私がおふたりの感性が合ってるなーと感じたのが
冒頭のステージ。
もぉー最初からグググッと心を掴まれてしまいました。

優しくそして切ない響さんのメロディーが流れる中
双雲さんが次々と言葉をしたためます。

最初に書いた文字が、「独」・・・
続いて、「夜」・・・
それから、「泣く」・・・「さみしい」・・・と筆でしたためていきます。

ステージ上のスクリーンに映し出されるのですが
リアルタイムにそれらの言葉を書いていらっしゃるので
墨汁の静かな香りと共に
音楽と書による
優しく切ない世界がそこに出来上がっていました。

孤独・・・夜・・・泣く・・・さみしい・・・

これら双雲さんがしたためていく言葉は
まさに響さんのメロディーにピッタリでジーン。

もしかしたら
音楽も書道もそういう気持ちのところから生まれるのかもしれませんね。

「さみしい」という言葉も一度書くだけでなく
半紙に「さみしい・・・さみしい・・・さみしい・・・」と心のままに書き続ける。
このあたりでもうググッときてしまいました。

やがて
響さんのメロディーと共に双雲さんの生み出す言葉も
「朝」・・・「芽」・・・「光」・・・と変わっていきます。


また中盤では
響さんのメロディーの中で
双雲さんが手紙をしたためるシーンもありました。

『拝啓・・・』と始まる手紙。

あの頃は知らない間に傷つけて・・・とか

さよならした後は
つらくて
つらくて
さみしくて
さみしくて・・・とか

すごーく素直で心のこもったお手紙でした。

私は昔付き合っていた恋人に宛てた手紙かと思っていたのですが
あとから風の噂?で聞いたところによると
お母様に宛てたお手紙だったとのこと。

こういうシーンは
1本の映画を観ているようで
これは何か映像に残して欲しいなーと思いました。


面白い場面もありました。

双雲さんや客席の方たちが書く言葉のイメージで
響さんが即興演奏をしていくシーン。

最初は
「ホ短調で」とか「スタッカートで」などで始まったのですが
客席から呼ばれた方たちが書かれたものの中には
「赤のイメージで」とか
「お金持ちになれそうに」など
ユニークなリクエストもありました。


後半は
だんだんとダイナミックに
ものすごく大きなパネルに大きな筆で体をめいっぱい使って
文字を書いていったり・・・

そして
最後に一番大きく力強く書かれた言葉は「希望」

テーマ性のあるとても素敵なライブでした。

アンコールでは「ありがとう心から」

響さんのピアノ
私はタップマンとのコラボもカッコよくて好きだったけれど
響さんのメロディーには双雲さんの生み出す書とか言葉の方が合っているような
そんな感想を持ちました。

このライブはぜひまた観たいと思います。

人として大切な何かに気付かせてくれる
素敵な素敵なライブでした。

響さん、双雲さん、ありがとうございました!

客席を出たら
こんな書でお見送りして下さいました。
ローマ字のところは響さんが書かれたのでしょうね。
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by maya_c | 2007-03-30 21:02 | 舞台・コンサート・イベント