楽しいエンタメのレポートと、アメリカ写真をアップしています!


by maya_c
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

【映画】バベル

b0004691_1040282.jpg
神よ、これが天罰か。
言葉が通じない。心も伝わらない。想いはどこにも届かない。かつて神の怒りに触れ、言語を分かたれた人間たち。我々バベルの末裔は、永遠に分かり合う事ができないのか?モロッコの片隅で偶然放たれた一発の銃弾がアメリカ、メキシコ、日本の孤独な魂をつなぎ合わせてゆく。耳をすませば聴こえてくるはずだ。初めて世界に響く、魂の声が。
2007年、世界はまだ変えられる。(バベル Introductionより)



こんにちは!

先日、どこかで聴いたことのあるメロディーがFMから流れてきて
これは何の曲だっただろう・・・と思っていたら
映画『バベル』の曲でした。

あぁーそうだ、バベルだ!

ピアノとストリングスがメロディーを奏でているのですが
なんだかとても切なく哀しい気持ちになり・・・

改めて・・・日を追うごとに
いい映画だったなぁーと思います。

バベルというのは
かつてひとつの同じ言語を使っていた人間たちが
神に近付こうという欲求から「バベル」というものすごく高い塔を作ったことで
それが神の怒りにふれてしまい
罰としてコミュニケーションが取りにくくなるように違う言語を与えられた
・・・という、もともとは旧約聖書のお話だそう。

(そのせいで、私たちは英語だとかドイツ語だとかハングルのお勉強に苦労している・・・という話はさておき)^^;;


この映画はモロッコ、アメリカ、メキシコ、日本という
国も言語も人種も違う4ヶ所でストーリーが進んでいきます。
それぞれを交互に時間軸もずらしながら映していくのですが
最後にはそれがひとつに繋がります。

内容はかなり重いもので
人と人が繋がることは不可能なのかな・・・とか
幸せになりたいという願いは通じないものなのかな・・・とか
悲しみとか孤独はどうしようもないものなのかな・・・とか
人生って全く予期しない方向に進んでしまうものなのかな・・・とか
うーーーん
ちょっと心にずっしりときた映画でした。


同じ地球という星にいながら
戦争はなくならないし
例えば、言葉は通じるはずなのに
夫婦だったり親子だったり恋人だったり友達だったり
そんな身近にいる者同士も
ちょっとしたことで心が通い合わなくなってしまったりします。

人と人が繋がることって
わかりあうことって
もしかしたら不可能なことなのかなーと
考えさせられた映画でした。

どこの国にいても
どんな言葉を使っていても
人を不幸にするものは孤独だったり
心が通い合わないことだったりするのでしょうね。

でもでも
それを救えるのはやっぱり人間で、やっぱり愛なのでしょう。


監督の言葉に感動したので引用します。

「撮影を進めるうちに、本当の境界線は言葉ではなく、私たち自身の中にあると気付いた。人を幸せにするものは国によって違うけれど、惨めにするものは、文化、人種、言語、貧富を越えて、みんな同じだ。人間の大きな悲劇は、愛し愛される能力に欠けていること。愛こそが、すべての人間の生と死に意味を与えるものなのに」

「一番よかったのは、人を隔てる壁についての映画を撮り始めたのに、人と人を結びつけるものについての映画に変わったことだ。つまり、これは愛と痛みについての映画なんだ」


ぐっとくるシーンはいくつかあったのですが
私自身は、ブラピ夫妻の愛の再生のシーンが泣けました。
それが究極の場面だったのが悲しかったですが。
でも・・・よかった。

こうしてエントリーを書いていると
改めてもう一回観に行ってもいいかな、と思う。

いい映画だったと思います!
[PR]
by maya_c | 2007-05-23 11:30 | 映画